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【チンチラ育成記】初めての病気!膿(白い液体)の発生と検査・治療内容|子宮内炎症|再発

こんにちは!
優しいブログのユタカです。

本ブログでは
まだまだ認知度の浅い生き物『チンチラ』についてご紹介!
ペットとして飼ってみたいという方に向けて、役立つ情報をお伝えしていきます。

本記事では
今回は、チンチラの病気について書いていこうと思います。

実は2021年2月、チンチラのなずながはじめて病気にかかりました。
なずなは雌のチンチラですが、子宮内に膿(うみ)が発生してしまったのです。

大きな病気にも進展しかねない膿の発生
チンチラを飼っている方はぜひ知っておいた方がいいと思い、筆をとった次第です。

何故、気付けたのか?
病院でどんなことをしたのか?

などをご紹介。
治療経過なども随時更新予定です。

大事な家族(チンチラ)のために、予備知識として持っておきたい方、思い当たる症状があったという方、ぜひ一度ご覧ください。

 

本記事の紹介内容

チンチラについて知ろう!のコーナー

見たことある方は目次から飛ばしてネ!

健康診断は行かせるべき?について考えてみる

・チンチラの膣から白い液体が?!

・なずなが病院で受けた検査内容とは?

・なずなの治療方法は?

再発しました

 

本記事の信ぴょう性

■チンチラを飼い始めて2年5カ月が経ちました(2019年10月~)

■2歳で大きな病気も経験!それも乗り越え、元気に成長しています

我が家のチンチラ”なずな”は、へのこだわりが非常に強く、やんちゃガール!
2年2カ月間の育成の記録から、役立つ情報を発信すべく、記事を作成しています!

 

◆Instagram

Instagramでは「なずな」の写真で癒しをお届け中
気になる方は、マークをクリック!

 

我が家のチンチラ”なずな”

 

 

チンチラについて知ろう!

野生のチンチラは、アンデス山脈の標高の高いエリアに生息しています。
現在、野生のチンチラはわずか数千頭生き残っている程度で、実は非常に貴重な野生動物なのです。

何故貴重と呼ばれるほどの状態になってしまったのでしょうか。
その一つに、チンチラの綺麗な毛並みが挙げられます。

チンチラを飼っている人はご存知だと思いますが、チンチラの体を覆う光沢ある被毛(ひもう)こそ彼らの魅力であり、そのモフモフ感からは癒しを得られます。

その魅力こそが、捕獲されるようになるきっかけであり、いつしか絶滅危惧種となってしまうのです。

そんな絶滅しかけていた頃に、1人の人間によって数頭のチンチラがアメリカに連れてこられてたのです。この連れてこられたチンチラこそが、今飼われているチンチラの祖先と言われています。

チンチラの特徴は?|チンチラについて知ろう

チンチラは主に以下のような特徴があります。

①歯は永久に伸び続けます

伸びすぎてしまうと、口の中を痛めてしまったり、酷くなるとエサを食べられなくなってしまいます

②トイレを覚える子もいれば、覚えない子もいます。

というより、ほとんどの子が覚えるのは難しいでしょう。
ウンチに関しては、「製造機」と呼ばれるようにいつでもどこでも、したいときにしてしまいます。

③他の小動物に比べて、平均寿命が長いです。

チンチラの平均寿命は、平均でも10年前後。生きる子はもっと生きます。
人の10年間って非常に長いですよね。
その10年間、1匹の命を預かることになるというのは非常に重たい責任です。

他にも、チンチラの特徴はたくさんあるのですが、一旦ここで区切っておきます。

 

健康診断から症状の出現、病気の発覚まで

2021年2月21日、なずなも2歳を迎えたので、健康診断を受けさせることになりました。

ペットの体調はしっかり把握しておきたかったのと、
少し前あたりから、便の小ささが気になっていたのもありました。

 

健康診断自体では問題はなく、元気もあり、食欲も十分にあったので、その日は帰宅しました。

白い液体の出現(2月23日)

健康診断を終えた後、疲れがにじみ出ている様子のなずなさん。

それはこうなりますよね。

病院では嗅いだことのない独特の臭い知らない人(先生)に抱っこされて触られて嫌いな狭い箱に入れられて(体重測定)・・・。

ストレスが溜まらないわけないんです。

しかし、何より気になったこと。
なずなが、頻りにお尻の部分を気にしている様子が目につきました。

急いで抱っこして見ると、僅かではありますが”白い液体“が私の手に付着しました。

これはただ事ではない・・・。
翌日再び、なずなを動物病院に連れていきました。

怖いだろうけど、許せ!なずな・・・。

 

子宮内炎症の疑い|謎の影(2月25日)

病院で再び、獣医さんに診ていただきました。

触診だけでは判断ができないということで、
レントゲン」と、場合によっては「エコー検査」を行うと言われました。

なずなは、そのまま病室の裏に連れていかれて、私たちは待つことに。

30分程経ったところで、なずなが戻ってきました!
お腹の毛を部分的に刈られていました(苦笑)

・・・やっぱり、エコー検査やったんだね。

結果としては、子宮内に白い液体)が発生しているとのこと。
ただし、溜まっている様子はないので、一時的な炎症と思われるとのことでした。

そして、驚きの事実がもう一つ出てきました!
なんと、消化管の中に、謎の異物が写っていたのです。

それはなんと『』!!(出てくるまで確定はできませんが)
歯の健康の為に置いておいた軽石のかけらを飲み込んでしまったらしく、それが消化管を移動していたのです。

もしかすると、便が小さいのはこれ(石の詰まり)が原因?!
先生も納得されていた様子でした。

立派な便もあれば、極端に小さな便もあるのは、あまり無いことらしいのです。

 

処方された薬

今回、処方された薬は二種類でした。

抗生剤
消化促進剤

今回、膿を採取されたので、これを検査に回して、炎症を起こしている原因を特定するそうです。

その検査に一週間程度かかるとのこと。
判明した原因菌に合わせて、適切な抗生剤を処方する流れになります。

今回処方された抗生剤は、広く浅くを攻めるようなもので、先々、特定の菌に効果的な抗生剤を頂けるわけですね。

 

経過観察

投薬治療を開始|我が家流 薬の飲ませ方

検査後、自宅で投薬治療を開始しました。

抗生剤は粉末状だったので、少量の水に混ぜて、スポイトで飲ませます。

もちろん自ら飲みに来てくれるわけはないので、抱っこして、前歯を避けるようにスポイトを口に入れ、強制的に飲ませる形です。

可哀そうだけど仕方ないですね。
元気になってもらうため、心を鬼にしてやるしかないのです!

 

噛まれる可能性も高いので、我が家では厚めの軍手を着用し、実施しています。
捕まえやすくもなるので、抱っこが苦手という方にもおすすめです。

個人的に工夫している点は、なるべくスポイトを見せないように、ナズナの目を隠して行います

スポイト=薬と理解してしまうと、見るだけで暴れる可能性が高くなりますからね。
なるべく不安を取り除くような方法を考えると、一気にやりやすくなります!

 

その後の状態|食欲がなくなり再度病院へ(2月28日)

投薬治療を始めてから、一時的に食欲を失い、便通も悪い状態が続きました
病院で栄養剤のようなものを点滴してもらい、現在様子を見ている段階です。

これは、お腹の中にある異物(石)がつっかえている可能性もあるのですが…。

病院に行ってから2日ほど経過。
まだ便は少ないままではありますが、少しずつ元気を取り戻してきました。

おやつ中心ではありますが、チモシーも食べるようになっています。

まだ気は抜けない状態。
再び食欲を失ってしまうと、「強制給餌も考えなくてはならない」と先生に言われていたからです。

これ以上、無理矢理なことは避けたいのが飼い主の本音です。
自分の食べたいときに食べて、遊びたいときに遊んでほしいもの。

食欲を失うことが「とても怖いこと」だと、今回はじめて実感しました。

 

回復の兆し|投薬を一旦ストップに(3月20日)

毎日、朝と晩、お薬を頑張って続けたおかげか、なずなは少しずつ回復していきました。

しっかり牧草(アルファルファ中心)も食べるようになって、
しっかりウンチも出すようになっていました。

実は、飼い主としては排便が一番心配だったんです。
ここを何とか改善したくて、お薬以外に始めた対策がペレットでした!

インスタグラムのフォロワーさんが教えてくれた『チモシーのチカラ』を取り入れてみたら、あら不思議。

極小ウンチばかりだったのが、巨大ウンチも出るようになり、しかも量も改善したのです。

お医者さんから勧められたわけではないので、必ずしも『チモシーのチカラ』のおかげとは言い切れませんが、なずなには効果があったんだと思っています。

 


ここから、なずなはどんどんと元気を取り戻し、投薬治療を止めて様子を見ることに!

もしかすると、排便がうまくいかず、便が体につまっていたために食欲がわかず、栄養が足りなくなって体調を崩していたのもあったのかもしれません。

食事排便はとても重要だとつくづく感じますね。

 

 

再発|定期検査で発覚(2021年10月30日)

治療を終了して半年後、定期健診のために病院へ。

大嫌いな病院へ連れてこられてテンションMAXのなずな・・・。
お久しぶりにお会いする先生へ、キックの応酬でした(苦笑)

健診中はとくに悪そうなところはなく、このまま問題なく終了・・・?!

と、最後のレントゲン撮影のときに出てしまいました!
撮影のためにお腹を押さえたときに、白い液体が少量

液体の質感からも、子宮蓄膿症の際に見られるもので間違いなかったそうです。
・・・なずなさん、子宮蓄膿症の再発でした。

幸か不幸か、症状も軽い段階なので、投薬治療の再開で様子を見ることになりました。

今回処方された薬も前回同様の二種類でした。
抗生剤
消化促進剤

お薬を二週間飲み切って症状が落ち着けば、様子を見ていいとのことでした。

 

再発|治療経過報告

処方されたお薬を二週間しっかり飲み切りました

結果、”無事全快!”

目立った不審な動きもなくなったため、完治と判断しました。

しっかり完治確認のため病院に連れていきたいのが正直なところ・・・。
ですが、病院に連れていくと、ウンチが小さくなってしまったりなど、明らかに負担が大きいのも事実。

なずなの負担を減らすことを第一に考え、先生にも言われた通り、完治確認のための通院は止めておきました。

再再発|おしりを気にするなずな(2022年2月日)

この日、仕事から帰ってくると、なずなさんがやたらとおしりを気にする様子が・・・。

嫌な予感がしたので、慌ててなずなを腕の中に抱っこ。
裏返してみると、おしりから白い下り物がジワッと出ていました。

翌々日に病院へ連れて行ってもらい、子宮蓄膿症の再再発を確認しました。

なずなは消化器官が弱い

病院で先生に診てもらった際、なずなは消化器官が弱いと教えていただきました。

・普通のチンチラちゃんに比べてウンチのサイズが小さい
・子宮蓄膿症の再発が続いている

先生曰く、このような体質は遺伝によるものかもしれない・・・とのことでした。

最終手段、手術で解決する方法もあるのですが、チンチラたちの性格を考えると”薬で治るうちは薬で治す“のがいいらしいです。

手術は本当の本当に最終手段と考えておくのがいいですね。

 

子宮蓄膿症で注意すべき点

子宮蓄膿症で最も危険なのは、膿が排出されずに子宮内に溜まってしまうこと

今のところ、なずなはちゃんと膿を外に出せているので、投薬治療で様子を見ることが出来ています。

やっぱり、定期的な健康診断が大切です。

ちなみに膿が出ないからといって、お腹を押して無理矢理出させようとするのは非常に危険とのこと。

破裂させてしまう可能性があるため、絶対しないでください。

 

本記事のまとめ|子宮蓄膿症|白い液体

今回、なずながはじめて病気にかかり、驚きと戸惑いがありました。
何より、健康診断に行って帰ってきた直後、一気に体調を崩していったことが非常に驚きでした。

元々なずなは、触られたり、抱っこされたりするのを極端に嫌います。
だからこそ、病院でされたことにストレスが溜まってしまったのかな、と感じています。

病気をいち早く見つけられたのは、確かによかったことです。
でも、健康診断の時期をもうちょっと考えていれば、ここまで症状は酷くはならなかったかもしれない。

いろんなことを考えてしまいました。

そして気付いたこと。
何より大事なのは、なずながどんな性格なのかをしっかり理解してあげること

今回の病気がきっかけで、よりなずなと向き合えている気がします。

 

◆『チンチラのなずな』専用Instagram

今回の病気の経過も、随時投稿しています。
チンチラの飼い主の皆様に知っていただきたい情報も積極発信中!

 

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