皆さんこんにちは!
優しいブログのゆたかです!
本記事は、カメラ初心者向け講座です!
まずはこちらのお悩みから見ていきましょう!
これらには、明るさ調整以外にも大切な効果があったんですね!
でも、効果を意識すると、単純に暗い場所で明るさが足りなくなることが。
シンプルに明るさだけ変えたい…そんなタイミングが多くあります。
「シャッタースピード」や「絞り」以外に明るさを調整できる機能はありませんか?
前回の「シャッタースピード」の解説に引き続き、
第三回となる今回は、『ISO感度』について解説します!
まだ、第一回『シャッタースピード』『絞り』の記事を読んでいない方は、是非そちらもご覧ください!
初心者講座 第一回記事はコチラより>>
初心者講座 第二回記事はコチラより>>
本記事の紹介内容
< カメラ初心者向け講座 第三回 >
基本設定の一つ『ISO感度』について解説します!
■『ISO感度』ってなに?何て読むの?
■『ISO感度』の数値を変えると、明るさはどのように変化する?
■『ISO感度』の数値を変えると、写り方はどのように変化する?
本記事の信ぴょう性
■一眼レフカメラで撮影三昧
父親からもらった一眼レフカメラで撮影を始めたのがきっかけ。
ボディはCANON EOS Kissシリーズや5Dシリーズ。
レンズは、ズームから単焦点、望遠から広角と幅広く触れてきました。
■出張カメラマン(フリーランス)として活動開始
撮影活動にのめり込んで5年目
2020年から出張カメラマンとして活動を開始!
家族、ペット撮影、プロフィール撮影から物撮りまで
幅広いジャンルで依頼をいただいています!
そんな私自身が初心者の頃に知りたかったことを、なるべく分かりやすくまとめます。
本屋さんで見かけるような初心者向け知識本と同じでは意味がないと考えています。
分かりやすく、写真を撮るために必要な情報だけをピックアップでお伝えしていきます!
写真を撮るうえで大切なこと|前回の復習
さっそく、「絞り」の機能について見ていきたいところですが…。
前回の記事でこんなことを言ったのは覚えていますか?
写真を撮る上で大切なこと
『光を操ること』
カメラには3つの光を操るための機能がありましたね。
3つの機能とはこちらです!
『シャッタースピード』
『絞り(F値)』
『ISO感度』 ←今回はココになります
もう覚えましたか?
今回やっていくのが基本機能 最後の一つ『ISO感度』です。
ISO感度 解説|カメラ機能
ISOの読み方は?
まずは、この『ISO』の読み方、分かりますか?
これは『イソ』、または、そのまま『アイ・エス・オー』と読みます。
基本的には『イソ』と読む方が多く、こちらの方が読みやすいですね!
ISOの機能とは?
それでは、この『ISO』はどういった機能なのかを説明しましょう。
”感度”と付いているので何となくイメージできるかもしれません。
ISO感度とは、カメラの中に入ってきた光をどのぐらい増幅させるかの数値です。
もう少し詳しく説明すると、
「レンズ(シャッター)を通過し、カメラに入ってきた光の明るさをどのくらい持ち上げて写真に落とし込むのか」
この時の増幅幅の数値を調整する機能です。
なぜISO感度機能があるのか。
それは『シャッタースピード』と『絞り』の調整だけでは、明るさが足りない場合が多いためです。
(特に夜間撮影や室内撮影など)
その時に、ISO感度の数値を上げることで、明るさを確保することができるのです。
明るさの変化
では、まずは次の写真で明るさの変化を見ていきましょう。
【ISO感度の数値】
①ISO 100 ②ISO 200 ③ISO 800 ④ISO 1600
⑤ISO 3200 ⑥ISO 6400 ⑦ISO 25600 ⑧ISO 32000
(シャッタースピードとF値は固定にしています)
数値と写真を見ると、以下の関係性が分かってきます。
■ISO感度の数値が上がると、写真は明るくなる
■ISO感度の数値が下がると、写真は暗くなる
前回までで学んだ『シャッタースピード』と『絞り』は、
明るさを変える以外にも役割があったのを覚えていますか?
こちらは大事な内容なので、振り返ってみましょう。
■シャッタースピード
動きのあるものを撮る場合
・シャッタースピードが速ければ、止まっているように写る
・シャッタースピードが遅ければ、流れているように写る
■絞り
・絞りの数値が小さければ、ピントの合う範囲は狭くなる
・絞りの数値が大きければ、ピントの合う範囲は広くなる
『シャッタースピード』と『絞り』は数値を変えることで、
上記のように”明るさ”以外にも変化する部分があるのです。
これに対して『ISO感度』は、
シンプルに明るさだけを変化させることが出来るので使いやすいですね!
ですが、『ISO感度』にも、注意しなければいけないことがあります。
それについては次の章でふれていきます。
写り方の変化
つづいては、『ISO感度』の数値が変わることで起こる、写り方の変化を見ていきましょう。
こちらも、まずは写真をお見せします。
【ISO感度の数値】
①ISO 100 ②ISO 32000
二枚の写真を見比べてみていかがでしょうか。
ぱっと見での違いは分かりづらいですね。
次にISO感度の数値を見比べてみましょう。
左の写真①が、ISO 100で撮ったもの。
右の写真②が、ISO 32000で撮ったものです。
今回は分かりやすくするため、極端に数字を広げてみました。
どんな変化が起きているか、写真を拡大していくとその差が分かります。
上の写真がISO 100、下の写真がISO 32000です。
ISO感度の数値が増加することで、写真全体にノイズが発生するのです。
ISO100の写真は拡大しても違和感なく見ることができますが、
ISO32000の写真は拡大したことによって、ザラザラとしたノイズが目立っているのが分かると思います。
・ISO感度は数値を上げ過ぎると、写真にノイズが乗ってしまう
・ノイズが乗ってしまった写真は、ザラザラとした荒が目立ちます
明るさを確保したいからと、ISO感度に頼って上げ過ぎてしまうと、
ザラザラの写真が出来上がってしまいます。
厄介なのが、このザラザラ、後編集では取り除けません。
撮影段階から、ISO感度を上げ過ぎていないか注意しましょう。
ISOの設定基準
では、ノイズの発生を避けるためには、
どのぐらいの数値にしておくのが無難なのでしょうか?
ノイズの発生具合については、カメラボディの性能に大きく影響を受けます。
安全な範囲で使用したいのであれば、
普段は《ISO 100~800》の間で様子を見てください。
高くても《ISO 4000》以内にしておくのが無難でしょう。
ただし、室内での撮影など、どうしても明るさをかせぎたい場合は、
ある程度のノイズ発生は諦めて、ISO感度を上げていくようにしましょう。
フルサイズ機など高性能ボディを使用している場合は、ノイズに強く作られているので、ISO感度を少し高めの数値にしても、問題無かったります。
それに対し、シャッタースピードで明るさをかせごうとすると、
スピードを遅くすることなります。
こうなると手振れの危険性が上がり、
ノイズよりも酷い写りになってしまう可能性が高いのです。
その場その場で何が一番ベストな選択なのかを考えて、
設定をしていくよう心がけてみましょう!
■ISO感度はなるべく小さ目の数値で設定するのが安全です
・普段は”ISO 100~800“あたりで調整をする
・高くする場合でも”ISO 4000“以内にする
■手振れが発生するより、ISOノイズの方がマシです!
・シャッタースピードよりISOで明るさをかせぐ方が良いでしょう
本記事のまとめ|基本設定『ISO感度』
今回は初心者向けカメラブログの三回目ということで、
『ISO感度』について解説してきました!
簡単に明るさをかせげる機能である反面、リスクもあります。
しっかり理解をして使用するようにしましょう!
最後にもう一度まとめます!
■ISO感度の数値を上げていくと…
・写真の明るさを全体的に上げることができます
・ノイズが乗るようになり、ザラザラな写真になってしまいます
■ISO感度の数値を下げていくと…
・写真の明るさを全体的に下げることができます
・ISO感度の数値が低いほど、ノイズの発生を防ぐことができます
→ISO感度はできるだけ小さい数値に設定しておきましょう
『シャッタースピード』『絞り』『ISO感度』はどれも、
明るさの調整に関わる大事な機能です。
ただし、明るさの変化に加えて、
それぞれの数値の調整によって「何が変化するのか」までしっかり把握し、
撮影をするようにしましょう!
■シャッタースピード
・動く物を止まっているように写すことができる
・動く物を流れているように写すことができる
■絞り
・ピントの合う範囲を調整することができる
■ISO感度
・数値が上がるにつれノイズが発生する
カメラを触り始めてまだ間もない方は、ここをしっかりとたたき込むことで、
実際に撮影に出たときに、自然と操作できるようになるでしょう!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
次回も有益な情報をお届けしますので、ぜひ楽しみにお待ちください!
以上、ゆたかでした!
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