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【チンチラ育成記】チンチラなずなの子宮摘出手術|子宮蓄膿症の治療について

こんにちは!
優しいブログのユタカです。

本ブログでは
まだまだ認知度の浅い生き物『チンチラ』についてご紹介!
ペットとして飼ってみたいという方に向けて、役立つ情報をお届けしていきます。

 

本記事の紹介内容

チンチラについて知ろう!のコーナー

見たことある方は目次から飛ばして

なずなが手術を受けました。について書いていきたいと思います。

  • “子宮蓄膿症”ってなに?
  • “どこの病院”で手術したの?
  • “どんな経緯”で手術を受けることにしたの?
  • “どんな手術”をしたの?
  • “術後の経過”は?

同じような病気で悩んでいる飼い主様の役に立てればと思い、まとめさせていただきます。

本記事を読んで、「チンチラをもっと詳しく知りたい!」という方は、
ぜひコメントやメッセージをください!

 

本記事の信ぴょう性

■チンチラを家族に迎えて3経ちました(2019年10月~)

■2歳で大きな病気、3歳でちょっと大きなケガも経験
さらに4歳を目前に、初めての手術を受けました

我が家のチンチラ”なずな”は、へのこだわりがとても強く、おてんば娘!
3年間の育成の記録から、役立つ情報を発信すべく記事を作成しています!

 

◆Instagram

Instagramでは「なずな」の写真で癒しをお届け中
気になる方は、マークをクリック!

 

我が家のチンチラ”なずな”

 

 

チンチラについて知ろう!

野生のチンチラは、アンデス山脈の標高の高いエリアに生息しています。
現在、野生のチンチラはわずか数千頭生き残っている程度で、実は非常に貴重な野生動物なのです。

何故貴重と呼ばれるほどの状態になってしまったのでしょうか。
その一つに、チンチラの綺麗な毛並みが挙げられます。

チンチラを飼っている人はご存知だと思いますが、チンチラの体を覆う光沢ある被毛(ひもう)こそ彼らの魅力であり、そのモフモフ感からは癒しを得られます。

その魅力こそが、捕獲されるようになるきっかけであり、いつしか絶滅危惧種となってしまうのです。

そんな絶滅しかけていた頃に、1人の人間によって数頭のチンチラがアメリカに連れてこられてたのです。この連れてこられたチンチラこそが、今飼われているチンチラの祖先と言われています。

チンチラの特徴は?|チンチラについて知ろう

チンチラは主に以下のような特徴があります。

①歯は永久に伸び続けます

伸びすぎてしまうと、口の中を痛めてしまったり、酷くなるとエサを食べられなくなってしまいます

②トイレを覚える子もいれば、覚えない子もいます。

というより、ほとんどの子が覚えるのは難しいでしょう。
ウンチに関しては、「製造機」と呼ばれるようにいつでもどこでも、したいときにしてしまいます。

③他の小動物に比べて、平均寿命が長いです。

チンチラの寿命は、平均でも10年前後。生きる子はもっと生きます。
人の10年間って非常に長いですよね?

その10年間、1匹の命を預かるというのは非常に重たい責任です。

他にも、チンチラの特徴はたくさんあるのですが、一旦ここで区切っておきます。

 

 

子宮蓄膿症とは?症状を知っておきましょう

なずなが治療を続けている「子宮蓄膿症

これは病名の通り、”炎症を起こした子宮内に膿が溜まってしまう病気“です。

子宮蓄膿症に罹ると、陰部から白いドロッとした織物のようなものが出ているのを目にすることがあります。

陰部から膿が出ている・・・飼い主が子宮蓄膿症だと気付ける症状です。

しかしチンチラさんは、自分の陰部に膿を確認すると、(写真のように)すぐきれいにしてしまい、飼い主の発見が遅れてしまう場合もあります。

 

チンチラさんは織物や膣栓など、膿と似たような物体が陰部から出てくることがあるそうです。

ですがおそらく、その違いは素人目では判断できないと思います

尿以外の物体、少しでも気になるものを確認したら、すぐに獣医師さんに診てもらうようにしましょう。

 

膿が外に出ているうちはまだいいのですが、膿がうまく排出されず子宮に溜まってしまうと、破裂する恐れがあります。

子宮が破裂すると、膿に含まれる菌が体中に回ってしまい、重症となってしまうのです。

チンチラさんはなんらかの体内炎症から子宮蓄膿症に罹ってしまうことが多いそう。
とくに年齢を重ねると、免疫力が衰えて炎症に弱くなり、子宮蓄膿症を患ってしまう可能性は跳ね上がるそうです。

SNSで繋がっているフォロワーさんの中にも、飼っているチンチラさんが子宮蓄膿症に罹っている(いた)、手術をしたという方が多くいます。

日ごろからチンチラの陰部もチェックして、白い液体が出てきていないか見ておくことが大切だと感じますね。

 

チンチラのなずな、子宮蓄膿症の手術をしました

2022年9月末 なずなが手術を受けました
前々から症状が続き、お薬を飲み続けていた”子宮蓄膿症治療のための手術です。

1年半ほど投薬治療を続けましたが、治っては再発してを繰り返してしまい、一向に完治が見込めませんでした。

なずなが若く体力があるうちに手術をしてあげたいと思い、お世話になっている動物病院さんにお願いしました。

 

手術を受けた病院について

今回お世話になった動物病院

日本エキゾチック動物医療センター
     みわエキゾチック動物病院

アクセス 東京都豊島区駒込1-25-5
最寄駅  JR山手線「駒込駅」
ホームページ  みわエキゾチック動物病院(miwaah.com)

駒込駅から徒歩5分程度の場所、静かな住宅街エリアにある動物病院です。

大きな改装工事をしており、待合スペースは以前よりかなり広くなりました。
一階は駐車場、二階が受付と診察室、三階以上は診察室や面会室となっています。

完全予約制となります。
公式ホームページでは獣医師勤務表が公開されています。

 

ホームページ より引用

 

患者さんがとても多く抱える、エキゾチック向けの動物病院です。

そもそも、エキゾチック系を診てくれる動物病院って少ないですからね。
池袋や巣鴨からほど近い、JR駒込駅にあるので、チンチラ飼い主からするととてもありがたいです。

“エキゾチック系の診察可能”としていても、知識をあまりお持ちではない場合も残念ながら多いみたい。その点、みわエキゾチック動物病院さんは安心してお任せできます。

完全予約制なので、飛び込みで行かず、必ず電話予約をとるようにしましょう。

急を要する場合も、一度電話で聞いてからの方がよいです。
必要であれば急患枠で診てくれます。

 

なずなが手術を受けることになった経緯

 

なずなは、2歳になった頃から”子宮蓄膿症“の投薬治療を続けてきました。

 

1年半以上お薬を飲んで、治っては再発して・・・という状況を繰り返していました。
手術を受けるリスクをとるより、抑えられる間は薬を続けていこうという考えで、先生とも相談しつつ治療を進めていました。

しかし、お薬では根本的な治療にはならず、完治する様子がありませんでした。

このまま投薬治療を続けていったとして、薬の効きが悪くなる可能性もあるように感じたため、思い切って先生に相談しました。

結果、「若くて体力のあるうちに手術をしましょう」という話にまとまったのです。

病院が大嫌いな なずなにとって、手術は大きなストレスになることは分かっていました。
しかし、なずながもっと歳をとった時のことを考えれば、これが”なずなのためになる”と思えたため手術を決意しました。

 

子宮蓄膿症の手術内容

今回の治療は、膿の発生源である“子宮”を摘出する手術でした。

なずなの場合、ガス麻酔を受けて、エコーでお腹の様子を見て、開腹手術となりました。

通常、チンチラの子宮は、体内の奥のほうにあり、目視はとても難しいそうです。
無症状の子宮摘出は、そもそも子宮が見つからずそのまま閉腹することもよくあるみたい。

子宮蓄膿症による子宮摘出なら、子宮に膿が溜まっていた方が目視できる可能性が高くなります

そのため、開腹前にエコー検査を行い、子宮に膿が溜まっているかどうかを確認してもらいます。

流れを確認し、あとは先生方となずなを信じて待つのみとなります。

 

術後の様子は?

手術は無事に成功しました。
なずなもすぐに麻酔から覚めたようで、面会に行った時にはとても元気な姿を見せてくれました。

「早くおうちに帰る!」と言っているようで、私はホッと安心しました。

 

大事をとって、一日だけ入院して先生方に経過を見てもらいます。

 

エリザベスカラーについて

  • エリザベスカラーについて

エリザベスカラーは、チンチラさんが嫌がっていても外すことはできません。

チンチラさんの習性上、エリザベスカラーを付けていないと、すぐにお腹の傷を気にし始めてしまい、最悪お腹を縫い合わせている糸をとってしまう危険性もあるためです。

 

  • エリザベスカラー装着時の注意点

通常、チンチラさんは前足を器用に使い、ご飯を口に運んで食事します。
残念ながら、エリザベスカラーを付けている間は、前足もほとんど使えなくなるので、ご飯ももろくに食べなくなってしまうのです。

カラーが外れるまでは、強制給仕も覚悟しておく必要がありますね。
元気になるまでしっかり支えてあげましょう。

 

エリザベスカラー以外にも、お腹を守るガーゼとネットを用意してくれたりする病院もあるようです。

気になる方は、先生に相談してみるのもよいかもしれません!

ただし、チンチラさんの嚙む力はとても強いので、布などでお腹を守るよりも、強度的にはエリザベスカラーが一番 理想的なように感じます。

 

本記事のまとめ|チンチラの子宮蓄膿症

今回は”チンチラの怖い病気「子宮蓄膿症」について“まとめました。

なずなは2歳という若さで子宮蓄膿症を発症し、長期間お薬を頑張ってきました。
膿が出てしまうこと以外は本当に元気な子なので、余計に子宮蓄膿症が早く治ってほしいと願っていました。

いつかかってもおかしくない病気だからこそ、若いうちから子宮の調子なども意識的になっておくことが大切だと今になって感じます。

子宮蓄膿症が発症する=体内で炎症が起きている=免疫力が低下している

 

子宮蓄膿症が起きているという事は、上記のように連鎖していくものと考えられます。

“食べるの量が減っている””ウンチが小さい””くしゃみをしている”など、
少しでも気になる症状を見つけたら、すぐにお医者さんに診てもらうようにしましょう。

 

皆さまへ|チンチラなずなについて(10/8追記)

当ブログをご覧いただいている皆様へ

チンチラのなずなについてご報告がございます。

【チンチラのなずなについてご報告】