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本記事の紹介内容
「どうせ転職するならば前職よりも良い会社に!」
このように考えるのは当たり前のことだと言ってよいでしょう。
転職理由に「現職がサービス残業だらけ、だから次は残業代をしっかりと支払ってくれる会社に転職したい!」と挙げる方、とてもよく話に聞きます。
これがいわゆる”ブラック企業からの脱出“です。
ですが、転職活動が面倒くさくて、求人票だけを見て就職先を決めてしまう方が意外と多い。求人票だけで、職場の雰囲気やどんな仕事をしているのかを知るのは不可能です!
この記事を読んでいただければ、ブラック企業の特徴やブラック企業の見分け方について知ることができます。
ぜひ最後まで読んでいってください!
「ブラック企業」の定義とは?
まず念頭に置いておきましょう。
ブラック企業の定義は「働きにくく不満が多い会社」のことを指します。
どこにも”不満が全くない“という会社はなく、必ず何かしらの不満が挙がるもの。
たとえば、サービス残業が多い、休日出勤がある、有休を取りづらい社風がある 等です。
全てが自分の思い通りに行く会社はなかなか存在しません。
その中で「じゃあ自分なら何を犠牲にしても大丈夫か?」ここが重要となってきます。
たとえば、休日出勤があっても給料が出ればよいという方もいれば、絶対に休日出勤はしたくないという方もいます。
すると、実際に休日出勤があった場合、休みたい方にとってその会社は”ブラック企業“と認定されてしまうことになるのです。
ホワイト企業でも不満はある!
ホワイト企業と聞くと、「何も不満がなく快適に働ける」と考えがち。
ですが、それは違います。
ホワイト企業の定義は「働きやすい企業」のことを指します。
ブラック企業と比べるとサービス残業がなかったり、定時退社ができる。
有休もとりやすく、福利厚生がしっかりしている面ではホワイトかもしれません。
何が言いたいのかというと・・・。
一番の問題になりやすい「人間関係」は、”ブラック企業でもホワイト企業でも必ずある“ということです。
仕事とは原則、人と人の関係なので、”ウマが合わない””性格の不一致”などの理由で、たとえホワイト企業といわれている会社であっても、あなたにとっては”働きにくい会社“になることだってあり得ることを知っておきましょう。
ブラック企業・ホワイト企業になりやすい業界を知る
ここからはブラック企業・ホワイト企業になりやすい業界を紹介していきます。
業界によって残業も有休の取りやすさも異なりますので、よく確認しておきましょう。
この”業界“について知ることで、あなたの転職は必ずより良いものになります!
ブラック企業になりやすい業界
・飲食業
・観光業
・運搬業
上記のような業界は、多くの労働力が必要とされる傾向にあります。
人手不足に陥りやすく、一人当たりに求められる人事生産性が非常に高いため、一人の負担が過多になりがちです。
さらに、同業種との競争も激しく賃金が安い、長時間労働になりやすいなどがあります。
法の整備が進み、少しずつ環境の改善が見られるものの、タイムカードの改ざんやサービス残業も、まだまだ多いのが現状です。
ホワイト企業になりやすい業界
・インフラ業界[ガス・電気・水道など]
上記のような業界は、社会の基盤を支えていますので、比較的安定しており、ホワイト企業になりやすい傾向です。
なぜ社会の基盤を支えている企業がホワイトになりやすいのか?
それは、国営企業が多いからです。
年功序列の考えが根強く残り、長く勤めれば、それだけ多くの給料をいただけることになります。
待遇面が安定している職場は、人間関係も良好になる傾向にあります。
とくに給料目的の働き方をしている方にとってはこれとないホワイト案件ですね。
・種苗業界
・航空業界
・金業界
上記も比較的ホワイトになりますので転職する際に参考にしてください。
ブラック企業の見分け方
“ブラック企業の見分け方“といいましても、実際には多くの方法があります。
まずは、常に求人を掲載している会社です。
常に求人が掲載されているということは、それだけ人の出入りが激しいと読み取ることもできます。
よって、働いている社員が共通して感じる”大きな不満“があることが予測できます。
次は、会社の社員口コミを見ることです。
リアルな会社の良い点、悪い点(有休がとりずらいなど)が載っているので、こちらもブラック企業を見分けるポイントとなります。
ただし会社口コミには、会社を良く見せるために、会社の人事担当が載せている場合もあるので、注意が必要です。
■会社の口コミを見る方法
GoogleやYahoo!などで「(会社名) 評判」と検索をかけましょう。
調べてみると、意外とどの会社も口コミが出てきます。
■有名企業口コミサイト
多くの企業口コミサイトは、口コミを見るために会員登録と自分が勤めた企業の口コミを投稿する必要がある場合が多い
“みなし残業(固定残業代)”が多い
『みなし残業(固定残業代)制』というワードご存じでしょうか?
簡単に言うと”月に〇時間分は残業した態”で、その分の残業代を月給に含ませる方法です。
求人票を見ると分かりますが、最近では活用している企業が非常に多いです。
このみなし残業、実際に残業時間が少ないのであれば、得になるということです。
残業していなくても、〇時間分は残業した態でお金をもらえるのですから。
逆に、下記のような考えの企業は危険です。
「〇時間分の残業代が給与に含まれているんだから、もっと残業して帰りなよ!」
こういう考えの企業は、みなし残業時間ギリギリまで働かせたりします。
みなし残業に設定できる時間の上限は45時間。
残業が当たり前の企業は、上限ギリギリまでみなし残業時間を設定します。
求人票上は給与額が高くなるので、残業が多いことを気付きにくくなったりして危険です。
みなし残業が45時間ついている求人は注意して、先程の”注意すべき業種に当てはまらないか”などと併せて確認するようにしましょう。
「アットホームな会社」は注意せよ!
抽象的な言葉が多い会社にも注意が必要です。
例えば「アットホームな会社」「若手が活躍できる」などです。
「アットホームな会社」とは、「今いるメンバーはすごく仲がいいですよ」ということ。
この完成されたメンバーに入って仕事をしていくのは、かなりの社交性が求められます。
飲み会が好き!仲間と一緒に盛り上がりたい!という方にとってはホワイト企業でも、
飲み会は絶対にイヤ!仲間意識とかはちょっと・・・という方にとってはブラック企業になりかねないのです。
採用条件がゆるい
採用条件があまりにもゆるい会社には注意が必要です。
明らかに難しそうな仕事なのに、求人票には「資格がなくても大丈夫!」「未経験大歓迎!」などと記載があると、大量に採用して人材を使い倒す会社である可能性が高まります。
あまりにも条件がゆるく誰でも応募できるような仕事の場合、会社のことをしっかり調べてから応募しましょう。
こういう時には前述した”企業の口コミサイト“がおすすめ!
また、”会社見学を申し出る“のも一つの手として有効ですね。
ホワイト企業の見分け方
ホワイト企業を見分ける方法として、「求人が頻繁に出ていない」「社員が元気に働いている」などが挙げられます。
ここでも、”口コミサイト“から情報を得たり、”会社見学“が有効です。
さらにその他にも、見分けるポイントがいくつかありますので紹介していきます!
残業が少ない
残業が少ない会社は基本的にホワイト企業になりやすいです。
サービス残業もないでしょうし、過剰な労働を強いられることもないでしょう。
みなし残業時間を一切設定せず、残業代は”一分単位で”全額払うと記載し、且つ給与が高く設定されていると、良い企業である可能性は高いです。
ですが、求人票だけで判断すると嘘が記載されていることも実は珍しくありません。
会社の口コミを見たり、選考の過程で人事担当者にそれとなく質問するのがよいでしょう。
大切なのは、採用前に労働条件通知書を必ず受け取ることです!
離職率が低い
離職率が低いということは、それだけで”社員が会社に対して満足している“という可能性が高まります。
とはいえ、離職率を公表している企業は少ないです。
その場合は、口コミからも多少は判断できる内容なので、積極的に活用しましょう!
「福利厚生が充実している」「給与に満足している」「職場環境がよい」などの記載があれば、労働に対して不満が少ないということが分かります。
基本給が高い
基本給の設定値が高い会社は、それだけ”社員に還元している“ということに繋がっていると考えられます。
たとえば、先程も挙げた固定残業代が給料の総額の中で大きな割合を占めてくると、その分 基本給は下がっている計算になります。
転職サイトも最近は、みなし残業時間の記載はマストになっています。
パーソルキャリアが展開する転職サイト「doda」の場合は、基本給がしっかり記載されている企業がほとんどなので、判断しやすくなっています。
■無料求人サイトに注意
無料求人の場合、求人票の掲載審査が緩いサイトも少なくありません。
- 給与の内訳が書かれていない
- 固定残業に関する記載がない など
応募の前に企業調査を忘れずに行うようにしましょう!
本記事のまとめ|ブラック企業の見分け方
今回は「ブラック企業・ホワイト企業の見分け方」について詳しく解説してきました。
転職するのであれば断然 前職よりもホワイトな会社で働きたい!という方がほとんどでしょう。
転職する際は、職場見学やリアルな社員の声(口コミ)を読み取ってみるとより良い結果に繋がります。
求人票をよく見て、積極的に情報収集をすることを心がけてみましょう!
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