本記事の紹介
『ペットの写真撮影』って楽しいけど難しい部分もありますよね。
特に、動きが速いペットのピントを合わせるのは難易度が高く、明るさを調整するのも一苦労。
でも大丈夫!
これらの問題はちょっとした撮影テクニックやカメラの設定についての知識があれば解決できます。
この記事では、ピントの合わせ方や明るさの調整、基本的な撮影テクニックについて詳しく解説していきます。
これらのテクニックを身につければ、ペットの魅力を最大限に引き出す写真が撮れるようになります。一緒に、ペット写真撮影のスキルを上げていきましょう!
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サッと動くペットもバッチリ撮るコツ
ペットが元気に動き回る姿はとても魅力的!
でも、そのスピーディな動きを上手く写真に収めるのはなかなかに難しいものです。
この章では、”動きの速いペットを上手く撮影するため“のコツをご紹介します。
シャッタースピードの調整から連写モードの活用まで、これさえ押さえておけば、ペットの動きをきちんと捉えた素敵な写真が撮れるようになりますよ!
SS:1/1000 F値:5.6 ISO:200
SS:1/1000秒と、速いシャッタースピードに設定されています。
それでも、屋外での撮影のため、明るさは十分に確保できています。
『シャッタースピード』これ大事!
動きの速いペットを撮るとき、”シャッタースピードの調整“が大切です!
●”シャッタースピードが遅い”
⇒ペットの動きがブレてしまい、クリアな写真が撮れません
●”シャッタースピードが速すぎる”
⇒写真が暗くなってしまい、失敗写真になってしまいます
でも大丈夫!
シャッタースピードをうまく調整すれば、ペットの動きも鮮明に、明るさもちょうどよく撮れます。
具体的には、ペットが動いているときは、『1/1000秒以上』のシャッタースピードを試してみてください。
屋内など、撮影環境が暗いときは、あわせて”ISO感度“を上げると良いですね。
SS:1/250 F値:2.8 ISO:200
シャッタースピードは1/250秒と若干遅め。
カメラの向きを”ワンちゃんの動きに合わせながら”シャッターを切っています。
そのため、スピードに追い付いている顔の部分はピタッと止まって撮れていますが、それ以上に動きの速い”足の部分”はブレています。これはこれで、犬のスピード感を表現する際には有効な撮影方法です。
すこし踏み込んで『シャッタースピード』を学びたい方はコチラの記事へ
『連写モード』を活用しよう!
『連写モード』を活用すれば、動きの速いペットの一瞬の表情もしっかり捉えられます。
ペットは予測不能な動きをすることが多いので、その一瞬一瞬をしっかり捉えるのは難しいですよね。
でも、連写モードを使えば、一瞬の表情や動きも逃さずに撮れます。
特に、ペットが遊んでいるときや新しい特技を覚えたときなど、連写モードは大活躍します。
今はフィルムの時代と違い、多少 連写したところで、”すぐ容量がいっぱいになる”ことはありません。それよりも、表情の変化を撮りそこなう方がはるかに勿体ないです。
ペット撮影の際は、基本”連写モード“に設定して、遠慮なくシャッターを切りましょう!
照明と背景をコントロールするテクニック
“自宅”でペットの写真を撮るとき、照明と背景の調整はとても重要です。
これらをうまくコントロールすることで、プロ並みの写真が撮れるんです!
それでは、具体的に見ていきましょう。
自宅での照明調整のポイント
自宅での撮影でも、照明(明るさや色温度)は写真の品質に大きく影響します。
なかでも“自然光”は最も美しい光源になります。
迷ったら、窓際など外光の入る明るい場所で撮影すると良い結果が得られやすいです。
ただし、直射日光は”ハードシャドウ(くっきり硬い影)“を作り出す可能性があります。
適度な日陰を利用するか、レースカーテンで光を柔らかくすると良いでしょう。
『ハードシャドウ』とは、光が強く当たって作られる”くっきりとした影“のことを言います。これが写真に載ると、悪影響が出てしまう場合があります。
①大切な部分が見えなくなる
ハードシャドウができると、影ができた部分の細かいところが見えにくくなります。
ペットのかわいい表情や、ふわふわの毛並みなど、写真で見せたい部分が隠れてしまうことがあります。
②自然さがなくなる
ハードシャドウは、自然の中ではあまり見られません。なので、写真が自然でなく見えてしまうことがあります。
ペットの写真では、自然でリラックスした雰囲気を出すことが大切なので、ハードシャドウは避けたほうが良いです。
③見ていて混乱する
ハードシャドウがあると、写真がごちゃごちゃと見えてしまうことがあります。特に、影がいろんな方向に出ていると、写真全体がバラバラに見えてしまうことがあります。
これらの理由から、”ハードシャドウは避けたほうが良い”と言われています。
でも、これは一般的なアドバイスで、ハードシャドウを上手に使って面白い写真を撮ることもできなくはないという・・・。
写真撮影は自分の表現の場なので、自分が良いと思う方法で撮ってみるのも大切です。
また、室内照明も有効に利用しましょう!
ただし、室内光は極端な暖色系を発している場合が多いので、色合いに注意が必要です。
また、色温度が異なる複数の光源を混在させると、色調が不自然になることがあります。
背景選びでペットの魅力を引き立てる
背景選びもまた、ペットの写真に大きな影響を与えます。
ペットが主役になるよう、背景はシンプルであることが理想的です。
理想をいえば、白背景で物は基本置かない。こうすることで、主役を引き立ちますね。
サモエドのような”真っ白”なワンちゃんの場合、暗めの背景を置いてあげましょう!
ペットの周りが散らかっていたり、目立つ家具などは注意が散漫になる要因となります。
また、背景とペットの色が似ていると、ペットが背景に溶け込んでしまうことがあるので、色のコントラストにも注意しましょう。
物が写り込んだり、物に囲まれると、どれが主役なのか分からなくなりますよね。
できれば、被写体の周りはきれいな状態にして撮影してあげましょう。
撮影技術を向上させるための基本知識
ペットの写真撮影で大切なのは、カメラの設定を理解し、それをうまく使いこなすことです。特に、シャッタースピードとISO設定、露出補正は、写真の明るさや動きの表現に大きく影響します。
これらを理解し、適切に設定することで、ペットの魅力を引き立てる写真が撮れるようになります!
ただし、深く知識を得る必要はありません。
適切なシャッタースピードとISO設定
『シャッタースピード』とは、カメラのシャッターが開いている時間のことで、これが長いと写真は明るく、短いと暗くなります。
でも、シャッタースピードが長すぎると、ペットが動いたとき簡単にブレてしまいます。
そこで、ISO設定を上げてカメラの感度を高め、シャッタースピードを短くしても写真が明るくなるように調整します。
ただし、ISO設定も上げすぎると写真にノイズが入るので、バランスが大切です。
露出補正を活用する
露出補正とは、
「カメラが自動で設定した露出(写真の明るさ)を、自分で少し調整する機能」
のことです。
ペットの色や周囲の明るさによっては、カメラの自動設定だけでは適切な露出にならないことがあります。
そんなときに露出補正を使って、自分の思う通りの明るさに調整しましょう。
これができると、ペットの表情がはっきりと写った、鮮やかな写真が簡単に撮れるようになります。
まとめ:ペット写真撮影のコツをマスターしよう
これまでに紹介したテクニックは、ペットの魅力を最大限に引き出す写真を撮るための重要なポイントです。
●シャッタースピードやISO設定の調整
●露出補正の活用
●照明と背景のコントロール
これらを活用することで、ペットの最高の瞬間を美しく、鮮やかに、そして生き生きとした写真で捉えることができます!
私自身、チンチラというとても俊敏なペットを飼っていましたが、これらのテクニックを身につけたことで、チンチラの魅力を捉えたたくさんの素敵な写真を残すことができました!
それはまさに、撮影技術と理解があれば、どんなペットでも美しく、鮮やかに、そして生き生きとした写真を撮ることができるという証明です。
これらのテクニックを活用し、あなたのペットの最高の瞬間を捉えてください。
そして、その一枚一枚が、あなたとペットの大切な思い出となることでしょう。